
116回 C-48
閉塞型睡眠時無呼吸症患者にみられるのはどれか。 4 つ選べ。
a 中途覚醒
b 起床時頭痛
c 日中の傾眠
d 構音機能の低下
e 睡眠中のいびき

解答:a b c e
解説:
閉塞型睡眠時無呼吸症⇒寝ているときに気道が閉塞して呼吸が停止する。睡眠が分断されている。
116回 D-87
ポリソムノグラフィに含まれるのはどれか。 2 つ選べ。
a PaO2
b 血 圧
c 脳 波
d 眼球運動
e 呼気終末二酸化炭素分圧〈EtCO2〉

解答:c d
解説:
ポリソムノグラフィ⇒睡眠時無呼吸症候群の確定診断を行う
c 脳 波:睡眠の深さを見る
d 眼球運動:レムかノンレム睡眠かを見る
a PaO2⇒動脈血酸素分圧
e 呼気終末二酸化炭素分圧〈EtCO2〉⇒換気できているか無呼吸かを見る。
★睡眠時無呼吸症候群の検査
・心電図:無呼吸による心拍数変化や不整脈をみる
・パルスオキシメーター:無呼吸による低酸素血症などをみる
・気流センサー/呼吸センサー:呼吸系の検査
・体位やいびき
114回 A-26
60 歳の男性。医科からの紹介により来院した。ある装置を製作し、装着4週後に治療効果判定のための検査を医科に依頼した。製作した装置の写真 別冊No. 6を別に示す。装置装着前後の検査結果を表に示す。


適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 外科的療法の検討
c 睡眠体位指導の検討
d 装置の下顎前方移動距離の修正
e 持続的経鼻陽圧呼吸器適用の検討

解答:d
解説:
中途覚醒指数と無呼吸低呼吸指数より閉塞性睡眠時無呼吸症候群(20以上はCPAPを考える)だとわかる。
装置はオーラルアプライアンス。⇒下顎を前方に出して舌根がおちないようにする。
b 外科的療法の検討⇒4週間で判断は早すぎる
c 睡眠体位指導の検討⇒原因ではない
d 装置の下顎前方移動距離の修正 〇
e 持続的経鼻陽圧呼吸器適用の検討⇒CPAPのこと。もう少し様子を見てから医師に打診してもよい。