117回 A-23
集団の代表値に平均値を用いることができるのはどれか。 2 つ選べ。
a 性 別
b 年 齢
c 血液型
d 要介護度
e DMF 歯数
解答:b e
解説:
意味が明確な数字として関連性があるもの。はっきり数字として意味が分かるものはb e
性別は人数を数えるなら平均値取れなくもないけど、それでも血液型の平均って一体何って感じ。数字に関連性がないと平均値はとれない。要介護5の人は1の人と比べて5倍状態が悪いということでもない。
117回 B-49
疾病のない者をスクリーニング検査で陽性と判定する指標はどれか。 1 つ選べ。
a 感 度
b 特異度
c 偽陰性率
d 偽陽性率
e 陰性反応的中度
解答:d
解説:
疾患が無いのに陽性…つまり間違えている。なので偽の陽性。
117回 C-90
歯周病患者 100 名と歯周病のない 100 名からなる集団に、感度 0.60、特異度
0.80 の歯周病をスクリーニングする検査を行った。
この検査の陽性反応的中度を求めよ。
ただし、小数点以下第 3 位の数字が得られた場合は四捨五入すること。
解答:0. ① ②
① ②
0 0
1 1
2 2
3 3
4 4
5 5
6 6
7 7
8 8
9 9
解答:75
解説:
117回 D-83
人口統計で「X 歳における生存者が X 歳以降に生存する年数の平均値」で説明されるのはどれか。 1 つ選べ。
a 健康寿命
b 粗死亡率
c 定常人口
d 平均余命
e 老年化指数
解答: d
解説:
a 健康寿命 :健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間
b 粗死亡率 :一定期間の死亡数をその期間の人口で割った死亡率
c 定常人口 :毎年10万人の出生が年間を通じて満遍なくあったとしてこれらの者が一定の死亡率にしたがって死亡した場合に得られる一定の人口集団のこと
d 平均余命
e 老年化指数:年少人口に対する老年人口の割合
116回 A-90
ある調査で歯周病患者 100 名と性・年齢をマッチングした健常者 110 名のうち、
喫煙者はそれぞれ 20 名と 10 名であった。
喫煙の歯周病に対するオッズ比を求めよ。
ただし、小数点以下第 2 位の数値が得られた場合には、四捨五入すること。
解答:25
解説:
疾患 | ||
有 | 無 | |
暴露群 | 20 a | 10 b |
非暴露群 | 80 c | 100 d |
100 | 110 |
オッズ比=a/c ÷ b/d=疾患ありのうちの暴露群 ÷ 疾患無しのうちの暴露群
116回 C-88
正規分布で平均値± 1 標準偏差の範囲に入る確率はどれか。 1 つ選べ。
a 55%
b 68%
c 75%
d 86%
e 95%
解答:b
解説:
1標準偏差:正規分布の左右の広がり。
平均±標準偏差の範囲の中に全体の68%のデータが含まれる。
平均±2→95%
平均±3→99.7%
116回 D-70
疾病の有無とスクリーニング検査値の分布の関係を図に示す。
カットオフ値を低く設定したときの数値の変化の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。
感 度 特異度
a 上がる 上がる
b 上がる 下がる
c 下がる 上がる
d 下がる 下がる
e 変化なし 変化なし
解答:b
解説:
感度⇒病気の人を検出する
特異度⇒病気でない人を検出する
カットオフ値を低く設定する⇒カットオフ値は左に移動。ということは、疾病ありは全て陽性になるので感動は上がる。しかし、疾病なしの人が偽陽性として検出されるので特異度は下がる。
DH 32回 午後26
我が国の各種人口指数の年次推移を図に示す。
①はどれか。1 つ選べ。
a 老年化指数
b 従属人口指数
c 年少人口指数
d 老年人口指数
解答:a
解説:
a 老年化指数:(65歳以上人口)/(15歳未満人口)×100 子供に対しての高齢者の割合なのでここ最近目立つ。
b 従属人口指数:
(15歳未満人口+65歳以上人口)/(15~64歳人口)×100 |
c 年少人口指数:(15歳未満人口)/(15~64歳)
d 老年人口指数:
(65歳以上人口)/(15~64歳人口)×100 |
DH 32回 午後27
順序尺度データの散布度の数値の位置関係を図に示す。
①はどれか。1 つ選べ。
a 期待値
b 実測値
c 中央値
d 偏差値
解答:c
解説:
①は最大値と最小値のちょうど真ん中なので中央値と分かる。
期待値:確率的に得られる値の平均値
実測値:実際に測定して得られたデータのこと
偏差値:ある集団において自分のいる位置を示す数値