障害者歯科

障害者歯科
チェックアップ歯磨き粉 泡立たない歯磨き粉

117回 D-28

10 歳の女児。齲蝕治療を希望して来院した。自閉スペクトラム症と診断されて
おり、歯科治療を行うにあたり行動調整法を用いた。その際に用いたツールの一部
(別冊No. 3)を別に示す。
 適用した対応法はどれか。 2 つ選べ。
a TEACCH 法
b モデリング法
c Tell-Show-Do 法
d レスポンスコスト法
e トークンエコノミー法

解答:a e

解説:

自閉症ならば意思疎通が難しいと思われます。

このイラストはeのトークンエコノミー法。良い行動をするとトークン(ご褒美)を与えてためていく方法。

これと逆なのがdのしてはだめな行動の直後にとりあげる方法であるレスポンスコスト法。スピード違反などがその例です。

TEACCH法:自閉症の子を対象とした支援プログラムなので正解

116回 C-4

障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)の判定基準において、「屋内での生活
は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、車椅子に移乗
し、食事、排泄はベッドから離れて行う」とされるランクはどれか。 1 つ選べ。
a J2
b A1
c A2
d B1
e C1

解答:d

解説:

J:外出自立。J1遠方 J2近所

A:屋内自立。A1日中報告 A2日中ほぼ寝たきり

B:ほぼ寝たきり B1食事排泄は自律 B2食事排泄は介助

C:寝たきり

116回 D-5

障害者のノーマライゼーションはどれか。 1 つ選べ。
a 身体機能の回復
b 急性期病院の整備
c 経済的支援の推進
d 地域での社会的自立
e 継続的な保健医療の充実

解答:d

解説:

社会的マイノリティーを含めて全員がノーマル、普通の生活ができる環境を作ることをいう。

116回 D-30

障害児の歯科治療における行動調整法と障害の組合せで正しいのはどれか。
1 つ選べ。
a カウント法 視覚障害
b フラッディング法 自閉スペクトラム症
c トークンエコノミー法 コミュニケーション障害
d ボイスコントロール法 聴覚障害
e ハンドオーバーマウス法 知的障害

解答:a

解説:

a カウント法 :10秒数えながら治療を行い見通しを立たせる方法
b フラッディング法 :恐怖症の人を最も強い不安刺激にさらす
c トークンエコノミー法 :自発的な行動を褒める。できたら褒める。
d ボイスコントロール法 :声を調節して子供の注意をひく
e ハンドオーバーマウス法 :口を手でおさえて泣き叫ぶ子供を落ち着かせる

DH 32回 午前61

障害児の誕生に対する親の反応の時間的変化を図に示す。

①はどれか。 1つ選べ。

a 順応
b 否認
c ショック
d 悲嘆と怒り

解答:a

解説:

左の山から順に

ショック→否認→悲嘆と怒り→順応

DH 32回 午前61

9歳の男児。口腔消掃指導を希望して来院した。重度悩性麻痺で、歯口清掃は保護者が行っている。指尊前の口腔内写真(別冊午前No.22)を別に示す。保護者に説明する事項はどれか。


2つ選ぺ。

a 歯肉出血があります。
b 成長に伴い前歯は噛み合ってきます。
c 舌突出による歯列不正がみられます。
d 歯の恨元までしっかり磨けています。

解答:a c

解説:

写真より、歯肉に炎症が見られ、口腔清掃状態は良くない。舌突出癖も見られ、開口・歯列不正が見られる。

DH 32回 午前103

8歳の女児。歯の痛みを主訴として来院した。自閉スペクトラム症と診断され、感覚過敏があるという。
歯科診療時の対応として適切なのはどれか。2つ選べ。

a 負の強化を行う。
b 視覚的な情報を活用する。
c 毎回同じユニットを使用する。
d 治療中イヤーマフは外してもらう。

解答:b c

解説:

自閉スペクトラム症、感覚過敏⇒ストレスにならないように配慮する。自閉症は一貫性を好むためc

DH 32回 午前104

診療室内における患者対応時の写真(別冊午前No.44)を別に示す。

視覚に障害がある患者に対する誘導はどれか。1つ選べ。

a ①
b ②
c ③
d ④

解答:c

解説:

誘導者と患者が同じ向きで誘導者が患者の前にいることが大事。肘と肩を持ってもらう。

DH 32回 午前107

7歳の男児。口から食べ物がこぽれることを主訴として来院した。
脳性麻痺と診断されており、食事中にむせがあるという。摂食嚥下指導で保護者に食事介助の方法を指導した。
指導時の写真(別冊午前No.46)を別に示す。


この介助の目的はどれか。1つ選べ。

a 舌の挙上
b 顎位の安定
c 誤嚥の防止
d 咀咽力の増強

解答:b

解説:

手で下顎を支えている。顎位を安定させて嚥下をスムーズに行える手助けをしている。

DH 32回 午後61

8 歳の男児。保護者がうまく歯磨きできないことを主訴として来院した。
重度脳性麻痺を有する。口腔内診査の結果、臼歯部咬合面にう蝕の多発が認められた。
原因と考えられるのはどれか。1 つ選べ。

a 口呼吸
b 舌突出嚥下
c 咬反射の残存
d 象牙質形成不全

解答:c

解説:

保護者がうまく歯磨きができない原因を考えてみる。咬反射があると歯磨きはしにくい。

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